2010年4月2日金曜日

「卒論」考

うちの法学部には卒論がないのですが、4年間の学びの集大成(?)として何か書きたいと思っているわけです。ただ、ゼミに所属していない私ですので(かつては所属していたんですがね・・)、形式的にちゃんした「卒論」は書けないんですよね。でも、うちの学部には何を研究しても良いという「自主研究」っていう科目があるので、後期にこれ取って何か書こうと思います。

それで、どんな内容にするかというのをちょっと考えておこうかと。

内容を大きく分けると、一つはこれまでやったレポートを精緻化して進化させる方法があり、もう一つは今までと方向性を変えてなんかやるというのがあります。

前者の既存のレポの進化ですが、今までやったのは、①ある政令指定都市を対象に、市長と議会の権力関係を、政党所属を踏まえつつ財政データや議案の審議状況を使って分析したやつ、②中選挙区制下の自民党議員の選挙の強さ(指標:対次点投票率)が、議員の行動(どんな族議員にどの程度なるか・有力度(指標:大臣や党役職の経験))にどう関係するかを分析したやつ③戦前日本政治史の分析を基に、歴史研究と理論研究の融合の可能性を考察したやつがあります。③はちょっと進化するのは無理なので、既存進化なら①②のどっちかだなぁ。①なら、他の政令指定都市まで対象を広げつつ、「権力」や「二元代表制」の理論的な考察をするという進化かな。先生も真の因果関係の分析なら統計的にやらんとあかんって言うてはったし。でも、データがやたら入手しにくいっていう難点があるんだよな・・。②は、前の学期にやったやつですが、これも分析対象が限られていたという弱点を解消するのと、もっと高度な計量分析でより精緻な分析をしたいという希望があるので、やり直したい。先生からのコメントがまだないので、これを待って検討だな。

方向性を変えるというと、いろいろやりたいのはあるんですよね。なので、一ヶ月位前から日課にしている一日一論文読むを利用して、関心分野の先行研究を読んでみようかと。

まあ、その前に公務員試験に受かるかとか、受からん場合(受かってもだが)入「院」するか、という進路問題を解決せねばいかんのだが・・。

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